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8/19 ビアマグ、花瓶 素焼き前できました2

次は、花瓶です。
花瓶を伏せて、肩のところが当たるような大きさのシッタを用意します。
これは、ビアマグの高台削り中もそのまま浸していたものです。
30分程水に浸けておいたものを使うことになります。
粘土ひもを作り、素焼きのシッタの淵に置き、止めるようにしましたが、シッタを充分に湿らせておいたので、しっかりとついてくれました。
花瓶の肩が当たりそうなところは、ろくろを回しながら、平線掻きベラで掻きとったり指で均したりと、特に丁寧に作業しました。
余分な粘土は、作品に当たると嫌なので、できるだけ取ってしまいます。
シッタのできあがりです。
8/19 ビアマグ、花瓶 素焼き前できました2_e0363127_19270666.jpg
花瓶を入れて、ろくろをゆっくり回転させながら底の水平や側面の様子を真横から見ました。
ろくろを回転させたとき、独楽を回したときの最後のようにフラフラと回転していないかどうかを見るためには、私は斜め方向からではなく、真横から見ると分かりやすいと思っています。

底面の端の5mmぐらい外側の空中で、指を固定(ひじを太ももにつけておくと固定しやすい)し、ゆっくり回すと、近地点と遠地点がわかりますので、指に一番近づいた箇所でろくろを止め、それと反対側に花瓶を傾けました。
傾けると言ってもそのままでは動きません。無理にやろうとするとたぶん歪んだり壊れたりします。
必ず、一度持ち上げてから微妙に動かします。

さて、こうした一連のやり方を成功させるためには、花瓶をひいたときの最後に、作品の下の方…板との境界付近をろくろを回しながら掻きベラで丁寧に削っておくこと、それから糸道をつけてシッピキで丁寧に水平に切っておくことが必要だと思います。

私の場合、底の切断面近くで空中指固定をやっていますが、大きく揺れて基準にしやすいからで、指を空中固定しやすい場所であれば、側面のどこでもいいのではないかと思います。
例えば、流れが変化したところとか…

トースカンなどの用具を使えば、もっと正確にできるとは思いますが、体一つでできる手軽な方法?ということでご紹介してみました。


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by 8315masaki | 2017-08-21 20:28 | Comments(0)